骨粗しょう症の予防にマカが効果的
健康食品として人気のマカは、骨粗しょう症の予防にも効果的です。
マカには、丈夫な骨の形成に役立つ成分が豊富に含まれており、骨密度の低下を抑制します。また、骨粗しょう症の予防に役立つさまざまな健康効果があります。
丈夫な骨の形成に役立つ成分が豊富
マカには、丈夫な骨の形成を補助する成分が豊富に含まれています。
ミネラル
マカには、骨の材料となるカルシウム・マグネシウム・リンが豊富に含まれています。
マカは骨の材料となるミネラルを身体に補い、丈夫な骨の形成を補助して骨粗しょう症の予防に役立ちます。
アミノ酸
骨の形成には、タンパク質のもとになるアミノ酸が欠かせません。
骨は、タンパク質の一種であるコラーゲンが絡み合っている隙間をカルシウムが埋める形で形成されています。また、骨をつくる骨芽細胞もタンパク質でできています。
マカには、人間が体内で合成できない9種類の必須アミノ酸すべてを含む18種類のアミノ酸が含まれています。
マカは、身体に必要なアミノ酸を効率的に補い、骨の形成を補助します。
ビタミンB群
マカには、骨粗しょう症の予防に役立つビタミンB群が含まれています。
骨粗しょう症を悪化させる物質に、ホモシステインがあります。ホモシステインには骨を形成するコラーゲンの結びつきを弱める作用があり、骨をもろくします。
マカに含まれているビタミンB6・ビタミンB12には、ホモシステインの代謝を促進する作用があります。
マカは、ビタミンB群の働きによって骨をもろくする成分を減らし、骨を丈夫にします。
骨粗しょう症の予防に役立つマカの効果
マカには、骨粗しょう症の予防に役立つさまざまな健康効果があります。
生活習慣病の予防
近年の研究により、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病の患者は骨密度が低下しやすいことが明らかになっています。
マカには、血糖値を抑制する効果や、血液中の脂質を減らして血液をサラサラにする効果があります。マカは、糖尿病・高血圧・脂質異常症の予防・改善にとても効果的であり、これらの生活習慣病が原因で起こる骨密度の低下を抑制します。
睡眠の質を高める
丈夫な骨の形成には、十分な睡眠をとることが重要です。睡眠中には、骨の形成を促進する成長ホルモンが多く分泌されます。睡眠不足の状態では、成長ホルモンが減少して骨密度が低下しやすくなります。
マカには、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの生成を促進する効果があります。また、グリシンやセリンなどの安眠効果のある成分も含まれています。
マカには睡眠を改善する効果があり、睡眠中の成長ホルモンの分泌を促して骨粗しょう症の予防に役立ちます。
抗酸化作用
抗酸化作用は、活性酸素を中和する作用のことです。
活性酸素は非常に強い酸化力をもつ物質で、日々の呼吸によって体内で発生します。活性酸素が体内で過剰になると、骨をつくる骨芽細胞が生成されにくくなり、骨の形成が阻害されます。
マカには、ポリフェノールのアントシアニンや苦味成分のサポニンといった強い抗酸化作用をもつ成分が含まれています。
マカは、骨の形成を阻害する体内の活性酸素を減らして骨を丈夫にします。
ダイエット効果
肥満は骨をもろくする原因のひとつです。体脂肪が多い状態では、骨芽細胞のもとになる幹細胞が脂肪細胞に分化しやすくなり、骨芽細胞が減少して骨の形成が阻害されます。
マカには、身体の代謝エネルギーを増やして脂肪の燃焼を促進する効果があります。
マカには高いダイエット効果があり、骨密度低下の原因となる肥満の改善に役立ちます。
骨粗しょう症に対する効果が実験で確認されている
骨粗しょう症を予防するマカの効果は、実験でも確認されています。
既婚女性に粉末状のマカを1日10g、12ヶ月間摂取させる実験がペルーで行われ、マカの投与によって腰骨や腕の骨の骨密度が改善したことが報告されています。
また、骨粗しょう症を誘発させたラットにマカを28週間投与したところ、骨密度の低下が抑制されたとする実験報告があります。
マカを習慣にして骨粗しょう症予防
以上のように、マカは骨粗しょう症の予防にとても効果的です。
ただし、マカは医薬品ではなく健康食品であり、その効果はゆっくりと発揮されます。骨の形成にも時間がかかるため、骨を丈夫にするマカの効果を十分に得るためには、摂取を長く続けることが大切です。
骨粗しょう症を予防して健康的な生活を長く続けるために、マカを毎日の生活に取り入れてみることをおすすめします。
