にんにくとマカの併用効果
にんにくとマカは、ともに疲労回復や精力増強に効果的な健康食品として知られています。その効果を生かすために、両者を一緒に配合したサプリメントが多数販売されています。
にんにくとマカを併用すると、さまざまな健康効果が高まります。
にんにくとマカの併用で高まる効果
にんにくとマカには共通する効果があり、両者を併用するとそうした効果がより一層高まります。
両者の併用で高まる効果のうち、代表的なものをご紹介します。
疲労回復
にんにくとマカは、古くから滋養強壮に効果的な健康食品として利用されてきました。両者には高い疲労回復効果があり、一緒に摂取すると効果がさらに強まります。
・にんにくはエネルギーの産生を促進する
にんにくに豊富に含まれているアリシンとビタミンB1には、高い疲労回復効果があります。これらの成分は、エネルギーの産生を促進して身体に活力を与えます。
また、にんにくには疲労回復に役立つアミノ酸・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
・マカには疲労回復に役立つ成分が豊富に含まれている
マカには、エネルギーの産生を促進するビタミンB群や、疲労回復に効果的なアミノ酸・ミネラルなどが豊富に含まれています。また、疲労の原因となる活性酸素を中和する成分や、エネルギーの産生を阻害するアンモニアの解毒を促進する成分も含まれています。
にんにくとマカには高い疲労回復効果があり、両者を併用するとその効果がより一層高まります。疲労を回復して身体に活力を与えたい人は、にんにくとマカが配合されたサプリメントを試してみることをおすすめします。
血行促進
血行は、身体の健康にとても重要です。にんにくとマカには血行を促進する効果があります。
にんにくに含まれているアリシンには、血液中の悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにする効果があります。また、アリシンが熱で変化したスコルジニンと呼ばれる成分には血管を広げる働きがあります。
マカにも血液中の悪玉コレステロールを減らす効果があるほか、血管を拡張するアルギニン・グリシン・マグネシウムといった成分が含まれています。
両者を一緒に摂取すると、血行促進効果がより一層高まります。
にんにくとマカのサプリメントは、血行不良による冷え性・肩こり・腰痛・むくみ・便秘などの予防・改善にとても効果的です。
精力増強
にんにくとマカは、精力増強に効果的な健康食品として古くから利用されてきました。
にんにくの成分であるスコルジニンは、強い精力増強効果がある成分です。
また、にんにくとマカには、多くの精力剤に配合されているアミノ酸のアルギニンが含まれています。
さらに、にんにくとマカには血行を促進して男性機能を高める効果があります。
マカとにんにくを一緒に摂取すると、高い精力増強効果が得られます。
免疫力の向上
にんにくに含まれているアリシンには強力な殺菌・抗菌作用があり、細菌やウイルスの体内での増殖を抑制します。また、にんにくには免疫力の向上に役立つビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれています。
マカには免疫機能を調整している自律神経を整える効果があり、免疫力を高く保ちます。
にんにくとマカには免疫力を高める効果があり、病気にかかりにくい丈夫な身体の形成に役立ちます。
動脈硬化の予防
動脈硬化は、血管が柔軟性を失って硬くなる症状です。動脈硬化は、心筋梗塞・脳梗塞・内臓疾患などの重大な病気の原因になります。
にんにくとマカには、血液中の脂質を減少させる効果や血管を広げて血流をスムーズにする効果があり、動脈硬化の進行を強く抑制します。
にんにくとマカは、動脈硬化を予防して身体の健康維持に役立ちます。
にんにくとマカのサプリは摂取量を守ることが大切
以上のように、にんにくとマカを一緒に摂取すると、さまざまな健康効果が高まります。
しかし、高い効果があるからといって、両者が配合されたサプリを過剰摂取してはいけません。
にんにくにはアリシンなどの刺激の強い成分も含まれており、過剰摂取すると、口や胃腸の炎症・胸焼け・吐き気・下痢などが起こる可能性があります。
また、マカにはホルモンの分泌を補助する作用があり、過剰に摂取するとホルモンバランスの乱れによる体調不良が起こる場合があります。
関連記事：マカの1日の摂取目安量は？過剰摂取するとどうなる？
にんにくとマカの併用は健康に役立ちますが、過剰摂取すると逆に身体に悪影響が及ぶ可能性があります。両者が配合されたサプリを利用する際は、過剰摂取にならないよう製品に記載された摂取目安量を守ることが大切です。
