※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

原産国によるマカの品質と価格の違い

日本で市販されているマカには、ペルー産・中国産・日本産の3種類があります。
流通量が多いのはペルー産のマカで、品質が高く人気を集めています。それに対して中国産のマカは、非常に価格が安い反面やや品質にばらつきがあります。日本産は品質や安全性が高いですが、値段が高めです。

主な原産国はペルー・中国・日本

日本で流通しているマカのほぼすべては、粉末や錠剤などのサプリメントです。日本で市販されているマカのサプリメントには、ペルー産・中国産・日本産のマカが使用されています。
それぞれの産地のマカの特徴をご紹介します。

ペルー産は高品質

日本で主に流通しているのは、マカの自生地であるペルー産のマカです。

・過酷な環境が高い品質のマカをつくる
マカは、南米のペルーの地で15世紀のインカ帝国時代から重要な食物として栽培されてきました。

ペルーでの主な産地は、フニン県ボンボン高原などの標高4,000m-5,000mの高地です。
栽培地は標高の高さから紫外線が強く、昼夜の気温差も激しい過酷な環境です。そうした環境に耐えるために、マカは紫外線から身を守るアントシアニンなどの栄養素を生成します。
また、マカは土壌の栄養素を満遍なく吸い取るため、マカを栽培した土地はその後数年間作物を栽培できないといわれています。

厳しい環境で栽培されたペルー産のマカは豊富な栄養素を含み、効果の高さから人気を集めています。

・ペルーは生のマカの国外輸出を禁止している
マカはペルーの貴重な外貨獲得の手段です。そのため、2003年にペルー政府は生のマカとマカの種の輸出を禁止しました。現在は、粉末などの加工品しかマカの輸出は許可されていません。
現在、ペルーから日本に粉末状のマカが盛んに輸出されており、サプリメントに加工されて多くの人に利用されています。

中国産マカは安価

日本で販売されているサプリメントには、中国産のマカも使用されています。

・中国では2013年頃からマカの栽培が過熱
中国では滋養強壮効果の高いマカが人気を集めており、高地の多い雲南省などで大規模な栽培が行われています。
中国では2013年頃にマカの栽培ブームが過熱し、2012年に2,400トンだった生産量が2015年には2万トン以上に増加しました。

・中国産マカは品質にばらつきがある
中国では、マカの栽培ブームによって栽培に適した高地以外でも栽培が行われるようになりました。そのため、中国産マカの品質にはばらつきがあり、ペルー産と比べると効果が劣るとされています。

・日本にも中国産のマカが輸入されている
中国産のマカは日本にも輸入され、サプリメントに利用されています。
中国産と表記されているマカのサプリメントは少ないですが、原産地の表記がない製品には中国産が使われている可能性があります。
中国産のマカは安価であり、価格の安いサプリメントを中心に使用されています。

中国産のマカが配合された製品を避けたい場合は、原産国表記のあるサプリメントを購入するようにしましょう。

日本産マカは品質と安全性の高さが魅力

マカは、日本での栽培も行われています。
ペルー政府は2003年にマカの種の輸出を禁止していますが、日本で栽培されているマカはそれ以前に入手した種から繁殖させたものです。

・日本産マカは豊富な栄養素を含む
日本産マカは、有効成分のグルコシノレートやアミノ酸のリジン・プロリン・ギャバなどの含有量が、ペルー産よりも多いというデータがあります。

・日本産マカは安全性が高い
日本はペルーと気候条件が大きく異なり、ペルーのような露地栽培ではなくビニールハウスで栽培されています。
日本でマカを栽培するためには生育環境を整えることが重要であり、徹底的な品質管理が行われています。また、ペルーと同じく農薬や化学肥料は使用されておらず、安全性の高さが魅力です。

・日本産マカは値段が高め
ただし、日本での栽培はコストがかかるため、日本産マカを使ったサプリメントは値段が高額です。
流通しているマカサプリには1か月分の費用が1,000円を下回るものもありますが、日本産マカのサプリは1ヶ月分の製品が6,000円から7,000円程度の価格で販売されています。

長く続けることを前提にマカの産地を選ぶ

マカは健康食品であり、長く摂取を続けることで十分な効果を発揮します。マカのサプリメントを購入する際は、長く継続することを前提に製品を選びましょう。

日本で流通しているマカの多くはペルー産であり、品質が高く値段も手ごろです。
中国産は非常に安価ですが品質にばらつきがあり、品質と安全性を重視する人は避けたほうがよいでしょう。
日本産のマカは安全性の高さが魅力ですが、値段がやや高額です。

マカは、産地によって以上のような違いがあります。産地ごとの違いを把握して、自分にあった製品選びに役立ててみてください。